最初に言っておきます。今回の記事の内容は、悪用厳禁です…!
でも、もしあなたが “辛い沼” にハマっている側の立場であれば、自分がなぜ沼ってしまったのかを理解して、抜け出すきっかけになるかもしれません。
そう、今日のテーマは、“沼” …
ただ一回セックスするだけのつもりだったのに、沼ってしまった…
自分はセフレだってわかってるのに、会えると嬉しいし連絡が無いと寂しい…
そんな辛い気持ちで相手を好きになってしまったことはありませんか?
これ、女性ばかりが経験していることのように思うかもしれませんが、男だってしっかり沼ります!
”沼” の話題は男女共通なのです!
そこで今日は、
・何故人は沼ってしまうのか
・どうすれば異性を沼らせる事ができるのか
・沼らない自分になるためには
ということを解説していきます。
沼った経験ある人多いのかな?
1.なぜ沼ってしまうのか
ここでは、沼ってしまう仕組みを3つご紹介します。
「だって時々優しくしてくれるから…」そんな “少なくて極上のご褒美”
「確かにLINEの返信は遅いけど、会うと ”可愛い” って言ってくれるし…」
「他にも会ってる女の人がいるんだろうけど、もっと私に構ってほしくて…」
こんな風に思ったことありませんか?
これぞまさに沼っている人のセリフ!なぜなら、
「そっけないほど “逃したくない” と思ってしまい、優しくされるたびに “またこの喜びを味わいたい”と思ってしまう」
という気持ちになってしまっているからです。
沼らせる人というのは、あなたをちょっと長めの空腹状態にさせた上で、ご褒美を与える時は極上に美味しいご褒美を食べさせてくるんです!
これを心理学的には「間欠強化(かんけつきょうか)」と言います。詳しくはのちほど!
「いつ返信来るのかなぁ…」その “不確実な状況” があなたを虜にする
さらに厄介なのが、そのご褒美が “いつ来るかわからない” というところ。
だから常にLINEが気になるし、相手のことを考えてしまうんですよね…。
実際、この「不確実性」があるほうが、人間の脳内ではより多くの興奮物質ドーパミンが発生することがわかっています。
しかも、全く連絡がなくなってしまうならいっそ忘れられるかもしれないのに、不確実ではありながらも、全く途絶えてしまうわけではないところが、沼から抜け出せなくなってしまう原因なんです。
「ここまであの人を追いかけてきたんだから…」その “執着心” があなたを沼に沈める
そして相手のことを追いかけに追いかけ続けてしまうと、次第にこんな気持ちになってしまいます。
「こんなに長くこの人にハマってきたんだから…」
そう、引き返すのが勿体なく思えてしまうんです!
これがいわゆる「サンクコスト」というもの。
報われそうと思いそれまで費やしたものが大きければ大きいほど、報われるまでやめたくないという気持ちにさせてしまうのです。
なぜ女性の方が沼りやすい?
沼の話題になると、女性から男性に沼ってしまうパターンばかりのように思ってしまうかもしれませんが、男性だって女性にがっつり沼ってしまうことはあります。
思わせぶりな態度の女性にメロメロになって狂わされていった男は、山のようにいるでしょう。
しかし、そうはいっても、やはり女性のほうが沼りやすい傾向にあります。
セックスをしたあとの関係では特にそうです。
それは何故かというと、簡単に言えば
「セックスは男性にとってはゴール、女性にとってはスタート」だからです。
「恋愛工学の教科書」によると、女性は “好きになった相手とセックスしたい” という気持ちより “セックスした相手を好きになってしまう” という気持ちの方が強いんだとか。
理由はふたつあり、
(1)生物学的な観点:女性にとってセックスは妊娠・子育ての始まりであり、人類の進化の過程で「自分を妊娠させたオスのほうが子育てに協力させやすい」という戦略を本能的に刷り込まれているから。
(2)文化的な観点:社会通念上「私は誰それ構わずセックスするような女ではない」と自分に言い聞かせるために、後付けで相手を好きになってしまう。
というのが理由だそうです。
確かに、生物学的には、男は種をバラまくことができますもんね…。
参考書籍:「恋愛工学の教科書」(ゴッホ著)
仕組みを理解するの大事かも!
2.相手を沼らせる方法
では逆に相手を沼らせる方法はあるのでしょうか?
僕はイケメンじゃないから…
私はそんなにモテるようなタイプじゃないから…
と思ったあなた、ご安心ください。
沼らせるために、容姿はさほど関係ないんです。
皆さんも、さしてイケメンでも美女でもない人にハマってしまった経験はありませんか?
自分が沼りたくないなら、逆に沼らせてくる人の手の内をしっておけば対策できる!
というわけで、心理学的に沼らせる方法をご紹介します。
悪用厳禁ですよ…?
< あざとく甘える :「認知的不協和」>
「ねぇ、ちょっとこれ教えてくれなーい?」
「ねぇ、これ一緒に飲まない?」
ほんとはひとりで出来るのに、田中みな実先輩さながらのあざとい甘え方をするのは、入口として非常に重要です。
これは女性から男性だけではなく、男性から女性でも非常に効果があります。
何故なら、人は「好きな人を助ける」だけではなく「助けた人を好きになる」という心理をもっているからです。
つまり、行動を先に起こさせてしまうことで、脳が「なんで自分はこの人を助けてるんだろ?あ、そっか、好きだからだ!」という錯覚によって自分を納得させようとするのです。
これを、”認知的不協和” と言います。
もちろん、相手に無理難題を押し付けて甘えるのは嫌われる原因になります。
しかし、相手が難なくこなせてしまう程度のお願いごとで甘えて、お返しに「ありがとう♡」と付け加えておけば、好印象も残せます♡
相手の脳をバグらせて、あなたの虜にしちゃお♡
<これが 悪魔的な褒め方:「秘密の窓」>
「可愛いね」←まぁ悪い気はしないが、他にも言っとるんやろな。
「◯◯が好きなんですね」←まぁ私がこの前ツイートしたことそのまんまやけどな。
あまりにもありきたりな褒め言葉は、逆につまらなく聞こえてしまうことも…。
しかし、こんな言葉をかけられて、思わず「うわっ♡」と思ったことはありませんか?
たとえば、本当は可愛らしい服装やアクセサリーが好きなのに、普段の職場ではキチっとしていて大人っぽい服装をしている年上女性がいたとします。
そんなある日、職場の飲み会で、少し普段と違う自分らしいアクセサリーをつけてみようと思い、人に見えるか見えないかくらいのピアスだけ可愛らしいテイストに変えたとしましょう。
そんな日に、後輩男子から
「あれ? 今日のピアス、いつもと雰囲気違いますね。◯◯さんて、仕事のときは大人っぽくて真面目な印象がありますけど、今日のピアスはすごく女の子っぽくて可愛らしいです」
なんて言われたらどうですか?
「え? この子、ほんとの私に気づいてくれたの?ちょっと可愛いじゃん…♡」ってなっちゃうかもしれませんよね。
この「みんなに大っぴらに話したり見せたりするのは気が引けるけど、本当はこう思ってるんだよな…」という本心に気づける人は、褒め上手です。
これは、心理学でいう「ジョハリの窓」の “秘密の窓” というものです。
ジョハリの窓とは、自分と周囲の人が、それぞれ知っていることと、気づいていないことの組み合わせを4つに分けたものです。
(図解:ジョハリの窓)
脳科学者の中野信子さんによると、この中で “秘密の窓”、つまり「自分だけは知っているが他人には隠している自分」に気づいてくれる異性に出会うと、「この人は私の本当の姿に気づいてくれる人だ!」という運命的な喜びを感じるそうです。
そして更に上級者は、この “秘密の窓” を指摘して信頼を得た後で、「盲点の窓」も刺激します。
つまり、「◯◯さんは気づいていないかもしれませんが、◯◯さんて△△なところもすごく魅力的ですよ」なんてことを言うわけです…。
とはいえ、これだけ聞くと上級者すぎて自分には出来ない、と思ってしまう人もいるかもしれませんので、相手の「秘密の窓」に気づくためのポイントを二つ挙げます。
(1)普段からよく観察する:服装や、口癖、相手が何に頑張っているのかなど。
(2)記憶しておく :前にこんな場所に行った時はこんなことを言っていた、など。
こうして「普段は◯◯だけど」「前は◯◯だったけど」という、他の人も気づいていることと本心のギャップに気づいて、さりげなくコメントしてみてください。
<“ツン” と “デレ” は6対4:「間欠強化の法則」>
「最初はあんなに僕に気がある素振りをしてたのに…」
「最初はあんなに毎日連絡してくれたのに…」
そう、ずーっと優しくてマメに連絡をくれる人よりも、なぜか最初だけ熱烈で徐々に頻度が下がっていく相手に沼ってしまう…。
そして次第にこっちから連絡してしまう頻度が上がり、返信待ちの時間が長くなる…これが沼です。
これは「間欠強化」といい、「ご褒美が当たり前のようにもらえる状況よりも、もらえるかもらえないか分からない状況のほうが、ご褒美を自分から積極的に取りに行く行動が増える」という法則です。
最初に甘々のご褒美の味を覚えさせられたあとは、焦らされたり、優しくされなかったりするほうが、気づくと相手をもっと欲しがってしまうってことですね…!
そのため、逆に相手を沼らせようと思った場合は、勇気を持って「敢えて連絡しすぎない」というのが鉄則です。
同時に、会えた時には甘々のご褒美をあげると、相手は更に次回会えるまでの期間、あなたに沼っていきます。
飴と鞭ってやつね!
<一旦まとめ>
男女共通の沼らせテクニック3選として、
・まずは甘えて「相手に自分を助けさせる」
・相手の “秘密の窓” に気づいてあげる
・最初は熱烈にご褒美の味を覚えさせて、次第にわざと素っ気なくしていく。
という3つをご紹介しました。
しかしここで注意がふたつ…
(1)沼らせると、むしろ自分が滅ぶ可能性も…
沼らせテクニックにもあるように、一度相手が自分に沼ってしまうと、あなたがやめてほしいと思っても、素っ気なくするほどむしろどんどん相手はあなたに沼っていきます。
これはつまり、「ストーカー」です。こうなってしまうと本気で危ないので、やはり相手を不幸にするような沼らせ方はオススメできません…。
(2)「わざと素っ気なく」なんてできない!そんなあなたに
「そんな風に相手を焦らす余裕があるなら、私はこんなに沼ってないぞ…!」
なんて思われた方もいたのではないでしょうか。これまでの話を踏まえて、最後に「沼らない対策」について書きたいと思います。
3.辛い沼にハマらないためには?
<同時に何人かキープしておく>
これは一言で言えば、「心の余裕を持つため」です。
男女ともに、「一途」というのは良い響きに思えますよね?
実際、交際・結婚しているという二人であれば、そのほうが揉め事もなく過ごせると思います。
ただし、相手がまだ自分の彼氏でも彼女でもないという状況においては、決して悪いことではないはずです。
それどころか、「この人しかいない」という余裕のない状態こそ、”沼り予備軍” です。
逆に、本当にひとりとても気になる人がいたとしても、「ちゃんと捕まえておかないと自分は他に行っちゃうかもよー」という危うさを持っているほうが、相手も自分を捕まえようとしてくる可能性が高まり、むしろ相手からの興味を引く可能性は高くなるでしょう。
もちろん、何人かキープしておくといっても「あんた以外にも比べてる人がいるんだからね」なんていう酷い態度を取れば、全員からそっぽを向かれてしまいます。
そのため、それぞれの相手に対してはできるだけ誠実に接しつつも、複数の相手とそれなりに親密な関係をキープしておくことは、自分の心の余裕が生まれ、誰かひとりに沼って辛い思いをする可能性は低くなるでしょう。
<自立心を鍛え、執着心から卒業する>
結局これです…!
沼る、という気持ちは、相手への依存です。そのため、
「この人がいなくても僕は大丈夫」
「誰か特定の人に頼らなくても私は生きていける」
と思える自分になるように、徐々に自分自身を成長させていこうという努力が何より必要です。
自立するの大事!
4.最後に
いかがでしたでしょうか?
沼るのはとても辛いですよね…。
自分が何故沼ってしまうのか、沼らせてくる側はどういうテクニックを使っているのか、その両方を知って対策をしていきましょう。
皆さんが、幸せなセックスパートナーと出会えますように♡