目次
潤滑ゼリーやローションを使ったことがありますか?
まだ経験が少なくて挿入時に痛みがある人や、緊張して濡れにくくなることがある人には、潤滑ゼリーがおすすめです。
また、使い方によっては、マンネリ化したセックスを刺激的なものに変えてくれる素晴らしいグッズと言えるでしょう。
でも、実際に購入しようとしても、どの商品を選んだらよいか悩んでしまうかもしれません。
ここでは、潤滑ゼリーやローションの選び方と目的別のおすすめ商品について、ご紹介します。
潤滑ゼリーやローションを使うのはどんなとき?
それでは、どんなときに潤滑ゼリーやローションを使うとよいのか、について解説していきます。
性交痛があるとき
女性のカラダはとてもデリケートです。
緊張していたり、体調がよくなかったり、ストレスを感じていたりすると、濡れにくくなってしまいます。
年齢を重ねて女性ホルモンの分泌が少なくなる40歳代以上では、性欲が高まるのに反して濡れにくくなる人もいるのです。
挿入時の痛みがあるときには、潤滑ゼリーを使うと、男性も女性も気持ちよくなれます。
お相手に気づかれずに挿入できる潤滑ゼリーもありますので試してみる価値はあるでしょう。
マットプレイや素股など前戯でヌルヌル感を楽しみたいとき
マットプレイや素股など前戯でヌルヌルした感触を楽しみたいときには、ローションがおすすめです。
ローションを使うことで、乳首など敏感な部分をやさしく刺激することができます。
風俗店でよく行われる代表的なプレイである素股も、ローションを使うと男性だけでなく女性も気持ちよくなれるのです。
ソープではマットプレイというものがあります。
浴室の床にマットを敷いて、そのうえに男性が仰向けになった状態でローションをたっぷりかけるのです。
女性も自分のカラダにローションをつけてカラダを密着させて敏感な部分をやさしく刺激します。
あまり激しくすると、挿入前にイッてしまうかもしれません。
セックスがマンネリ化しているな、と感じているカップルにも、おすすめです。
アナルセックスをするとき
アナルセックスをするときには、本来挿入する場所ではない肛門にペニスを入れるため、ローションなしでは、とても痛いです。
アナルセックスには、ローションは必須であると言えるでしょう。
ゲイカップルでは、ローションを使うのは普通のことなのです。
ローションを使い、アナルをほぐすようにして、少しずつ挿入すれば、アナル初心者の人でもアナルセックスを体験することができます。
フェラやクンニに抵抗があるとき
フェラやクンニをするときに、気になるのはニオイでしょう。
そんな悩みを解消してくれるローションがあります。
はちみつなど甘い匂いや味がついているローションです。
フェラのときのニオイが苦手、クンニしてもらいたいけどニオイが心配で集中できないというようなことでお悩みの人は、一度試してみる価値ありでしょう。
甘くておいしいからペロペロしていると、いつもより敏感に感じてくれるかもしれません。
潤滑ゼリーやローションの種類
潤滑ゼリーやローションにも、さまざまな種類があります。
使用目的や好みによって、自分にあったものを選ぶことが大切です。
潤滑ゼリーやローションの種類について解説します。
ウォーターベース
水が主成分の潤滑ゼリーやローションのことを「ウォーターベース」と呼びます。
ウォーターベースは、比較的サラサラしていますので、初心者でも使いやすいです。
乾きやすい特徴がありますので、挿入時に痛みを感じる人や短時間のプレイに向いています。
もちろん、途中で追加すれば、長い時間楽しむこともできるでしょう。
体内に挿入するタイプの潤滑ゼリーは、ウォーターベースのものが多いです。
シリコンは、膣内に入れてしまうと水分を吸収して固まってしまうなどの弊害があります。
膣内に入れて潤滑ゼリーとして使いたい人はウォーターベースのものを選ぶのがおすすめです。
シリコンベース
シリコンが主成分のローションです。
こちらは、風俗店などで一般的に使われているローションとなります。
ヌルヌルした感触が特徴です。
乾きやすいため、途中で水分を足して使うか、ソープなどではローションにお湯を加えて少し滑らかにしてから使います。
マットプレイなど全身に使う場合は特に、お湯と混ぜて使うとヌルヌル感が長持ちしてとても気持ちいいでしょう。
乾いたときにも、ローション自体を追加してもよいですが、お湯をかけるとヌルヌルが復活します。
ラブホテルでも、浴室にマットが準備されていることがありますので、シリコン製のローションを使ってマットプレイを楽しむのもよいでしょう。
ローション自体が水分を吸収する力が強いため、使用後はきちんと洗い流さないとシミになってしまうこともあります。
男性はオナホ(オナホール)を使うときには、シリコン製のローションを使うことが多いと言われています。
男性のペニスには使えるのですが、女性のデリケートゾーンには刺激が強すぎるようです。
また、膣内に入れて使うことはできないタイプのローションです。
膣内に入れてしまうと、膣内の水分まで吸収してしまいます。
また、水分不足になるとローションが固まってしまうこともあるので注意が必要です。
使用後は、塩をつけてマッサージするか、ボディーソープをたくさんつけてマッサージし、やや熱めのお湯で叩くようにして洗い流すときれいに落ちます。
オイルベース
オイルベースとは、名前のとおり、オイル(油)が主成分のローションです。
乾きにくいため、マッサージをしたり、長時間のプレイをしたりするのに適しています。
日本ではまだ一般的ではありませんが、海外ではゲイのアナルセックスで一般的に使われているタイプのローションです。
落としにくいのが難点ですが、肌の乾燥を防ぐことができますので、途中で追加せずに長時間のプレイをすることができるのがメリットでしょう。
オイルは、ボディソープを多めにつけてマッサージしてから熱めのお湯で洗い流すときれいに落ちます。
潤滑ゼリーやローションの選び方
潤滑ゼリーやローションの選び方について解説します。
成分をしっかり確認しよう
潤滑ゼリーやローションを選ぶときには、用途にあった種類のものを選ぶことが大切です。
アナルセックスをする場合には、「グリセリン」を含まないローションがよいとされています。
これは「グリセリン」が、浣腸液にも含まれる成分で腸の動きを活発にしてしまい、便意を催しやすくしてしまうためです。
また、「ポリアクリル酸ナトリウム」という成分を含んだものは膣の中に使えません。
成分が違うと、使用感も異なります。
ヌルヌル感を期待したのにウォーターベースのローションを使ってしまったら、すぐに乾いてしまい、期待外れだった、ということになるかもしれません。
快適にプレイするためにも成分をしっかり確認することが大切です。
製品の容器に必ず成分表示があるはずですので、購入するときにはしっかりと確認しましょう。
ポリアクリル酸ナトリウムが含まれたローションを膣やアナルに使うのは危険!
「ポリアクリル酸ナトリウム」が含まれているローションを膣に使うと膣内の水分をローションが吸収して乾きやすくなったり、膣内で固まってしまったりして危険です。
アナルセックスの場合は、膣ほど問題にならないこともありますが、微量のシリコンが体内に吸収される可能性がありますので、あまりおすすめはできません。
また、「ポリアクリル酸ナトリウム」が含まれているローションは、シリコン製のトイを溶かしてしまうおそれがありますので注意が必要です。
コンドームとの相性が悪いものもありますので、ローションをつけてコンドームを併用するのはやめましょう。
「コンドームと併用可能」と明記されているウォータベースのローションを使うのが安全です。
肌が敏感な人は刺激成分が入っていないものを選ぶとよい
成分表示を見てみると、「パラベン」や「アルコール」という記載があるローションが多いものです。
これは、皮膚に刺激を与える物質となります。
ですので、肌が弱い人は「パラベン」や「アルコール」が含まれていない製品を選ぶとよいでしょう。
刺激成分が入っていないもので、さらに保湿成分が豊富に含まれていたり、オーガニックであったりと肌にやさしいとうたっている製品を選ぶとなおよいです。
オイルベースのローションではコンドームが破れてしまう!?
オイルベースのローションは、コンドームとの相性が悪いです。
多くのオイルベースのローションでラテックス製のコンドームを劣化させてしまうという記載があります。
要するに、コンドームが破けやすくなってしまうわけです。
ウレタン製のコンドームを使用する、コンドーム以外の避妊法を併用する、というように、ほかの避妊法を併用しましょう。
ヌルヌル感が好きならシリコンベースがおすすめ
ヌルヌル感が好きな人は、なんといってもシリコンベースのローションがおすすめです。
風俗店でマットプレイをするために開発されたローションですので、ヌルヌルした感触はダントツにすぐれています。
ローション初心者や挿入時の潤い補給はウォーターベースがおすすめ
ローション初心者や挿入時に痛みを伴ううるおい補給の目的で使う場合は、ウォーターベースのローションがおすすめです。
サラサラした感触で、皮膚についても落としやすく扱いやすいため、とても使いやすいローションであると言えるでしょう。
ただ、乾きやすいので、長時間のプレイやヌルヌル感を期待する場合は、頻繁に追加しなければならないため、おすすめできません。
ボディマッサージやアナルセックスではオイルベースがおすすめ
ボディマッサージやアナルセックスでは、乾きにくいオイルベースのローションがおすすめです。
落としにくい反面、乾きにくく、頻繁に追加しなくても効果が持続するため、途中で追加する手間をかけたくない人や、シリコン製のローション特有のヌルヌル感が苦手な人は扱いやすいでしょう。
口に入ってもよいものを選ぶと安心
セックスをしていると、さまざまな部分を舐める機会が多いのではないでしょうか。
ローションは透明ですので、どこにローションがついているのかはっきりとわからなくなります。
口に入ってもよいものを選ぶと安心してプレイを楽しむことができるでしょう。
うるおいを補給したい女性向けの潤滑ゼリー
それでは、目的別のおすすめ商品をご紹介していきます。
まずは、うるおいを補給したい女性向けの潤滑ゼリーです。
安全性抜群!病院でも使われている「リューブゼリー」
ローションとは違い、膣内に安心して使える潤滑ゼリーです。
医療機関でも性交痛の対処法として推奨されています。水溶性なので水やお湯で簡単に落とすことができるのも安心。殺菌処理・アレルギーテスト済。無色無臭のゼリーです。
チューブタイプ、温かいホットタイプがあります。
「リューブゼリー デリケートイン」は小分けになったチューブタイプですので、手を汚さずにこっそり使うことができるのもうれしいです。
こっそり使える注入タイプ!膣ケアの乳酸配合「ウェットトラストゴールド」
ウェットトラスト、略して「ウエトラ」。
風俗で働く女性の間では、超有名な潤滑ゼリーです。
こちらはタンポンのような形状をしていて、膣内に素早く注入することができるので相手に気づかれずに使うことができます。
乳酸を配合していて、膣のケアをすることもできるすぐれもの。
無味無臭ですので、相手に気づかれずに潤滑ゼリーを使いたい人におすすめです。
刺激成分を含まず肌にやさしい&コンドームとの併用も可能!「ウルトラ ジェントルジェル」
アレルギー成分である「グリセリン」「パラベン」「アルコール」を含まない製品ですので、敏感肌の人も安心。
コンドームとの併用もできるので、避妊もばっちりです。
マットプレイなど肌に塗るときのおすすめローション
マットプレイなど肌に塗る用途でおすすめのローションは以下のとおりです。
コスパ抜群!定番の「ペペローション」
「ペペローション」は有名なシリコン製ローションです。
風俗店でマットプレイをするために開発されたというローション。
ヌルヌル感が特徴です。膣の中には使えません。
現役AV女優が監修!保湿成分たっぷりのラブローション「lovelu円滑ゼリー」
現役AV女優が監修したという話題のローションです。
AV女優や風俗嬢をしていると、ローションを使う機会が多く肌の乾燥やシミに悩まされることもあります。
保湿成分たっぷりのローションをつくったのです。
肌にやさしい保湿成分であるセラミドも含まれている珍しい製品ですので乾燥肌の人や頻繁にローションを使い肌の乾燥やシミが気になる人に最適なローションでしょう。
99%が水で作られた肌にやさしいラブローション「相模ゴム工業99%水潤滑ゼリー」
かの有名なコンドームメーカーである「相模ゴム」が発売している製品です。
99%が水で作られているという非常に肌にやさしいローションとなっていますので安心して使えます。
敏感肌の人や肌への影響が心配な人におすすめなローションです。
使い捨て容器で初心者でも使いやすい潤滑ゼリー「Body Secret Wet Natural」
タンポンのようなワンプッシュ容器に入った潤滑ゼリーです。
ヒアルロン酸、コラーゲン、プロパンジオールなどの保湿成分とカテキンという消臭成分が配合されています。
滅菌処理済で個包装となっているため、衛生的です。
フェラやクンニを楽しくしてくれるおすすめローション
「フェラのときニオイが気になる」「クンニしてもらうときに自分のニオイが心配で集中できない」という人におすすめのローションです。
味やニオイがついている製品となります。
フェラやクンニに抵抗がある人も安心!食べられるローション「ラブシロップ(メープル&ナッツ)」
メープルシロップのような甘い味と香りが楽しめる食べられるローションです。
食品会社と開発した製品ですので、口に入っても安心。
あんなところやこんなところに塗ってペロペロしたらフェラやクンニでニオイが心配な人も積極的になれるはずです。
食べられるピーチの香りのローション「オーガニック・ピーチシュガーローション」
こちらも食べても大丈夫な成分でできているローションです。
ピーチシュガー味で甘くてかわいらしく女性らしい印象を与えることができるでしょう。
無添加100%、化学合成剤を一切使っていないため安心です。
アナルプレイを快適にしてくれるおすすめローション
アナルプレイを快適にしてくれるおすすめローションは以下のとおりです。
主に、ゲイの皆様が愛用している製品となります。
アナル用に開発された「ジェリーローション ハード」
アロエやオーガニック成分でできているカラダにやさしいローションです。
アナル用に開発されたともいわれるこの製品。
植物由来成分のヌルヌル感が長く楽しめます。
アナル専用ローション!「8986」(ばっくやろう)
グリセリンフリーのアナル専用ローションです。
グリセリンは浣腸にも含まれる成分ですので、便意を催しやすくなります。
アナルセックスを楽しみたい人におすすめです。
乾きにくい!「アストログライド エックス」
アストログライド初のシリコンオイルベースのローションです。
シリコンオイルベースですので、乾きにくく長時間滑りやすさが継続します。
シリコンオイルベースですので、お風呂場などのウォータープレイに最適。
パラベンフリー、グリセリンフリーとアナルの使用にも安心できます。
シリコンのトイを溶かしてしまうので注意が必要です。
目的にあった潤滑ゼリーやローションを選んで安全にセックスを楽しもう!
目的にあった潤滑ゼリーやローションを選べば、セックスがより豊かな快感を伴うものになるはずです。
自分からいうのが恥ずかしいと感じる人は、こっそり使えるタイプの潤滑ゼリーなどもありますので、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
濡れにくい女性の場合、男性から潤滑ゼリーやローションを使いたいと思っても意外となかなか言い出せないことが多いようです。
女性から恥ずかしがりながら「使ってみたいな」と持ちかけると、男心をくすぐって、より一層セックスが盛り上がるかもしれません。
目的にあった潤滑ゼリーやローションを選んで安全で気持ちいいセックスを楽しみましょう!