目次
(出典:shutterstock https://www.shutterstock.com/ja/)
こんにちは!
女性の皆さんは生理と避妊、どうしてますか?
生理のたびに
薬を飲まないと我慢できない…
生理の量が多すぎて大変…
という方や、セックスでは
カレが避妊に協力してくれなくて困る!
ピルは時々飲み忘れてしまう…
とお悩みの方は少なくないでしょう。
そこで今回は生理に関する諸症状と避妊の両方に高い効果を発揮する「ミレーナ」をご紹介!
生理が重くて悩んでいる女性も、効果の高い避妊方法を探している女性も、是非最後までご覧ください!
使った事ある人いるかな???
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1.ミレーナとは
(出典:新さっぽろウィメンズヘルス&ビューティークリニック「ミレーナ」https://will-b.clinic/aboutus/gynecology/ius/)
「ミレーナ」とは、黄体ホルモンを子宮内に持続的に放出するシステム(IUS:Intrauterine System)のことです。
ミレーナは低用量ピル(OC)の避妊効果と、子宮内避妊用具(IUD)の長期間の避妊ができるという特徴を併せ持っており、プラスチック製の小さなT字型の器具でできています。
元々ミレーナは長期避妊を目的に開発されたものでしたが、近年では月経困難症(生理痛)や過多月経の有効な治療薬として注目され、2014年9月からは保険が適用されるようになりました。
現在では世界で約130カ国、約3,900万人の女性に利用されています。
意外と使われてる?!
2.ミレーナのメリットとデメリット
(出典:金沢区の婦人科(金沢さくら医院)「避妊リング(ミレーナ)とは」https://kanazawa-kenshin.com/gynecology/disease/iud.php)
ミレーナは、アメリカの共同研究によれば98.7%のユーザー満足度を維持している製品ですが、まったくデメリットがないわけではありません。
まずはミレーナのメリットから見ていきましょう。
・ミレーナのメリット
・避妊効果が非常に高い
・装着から5年間効果が持続する
・ピルを服用できない人も使用できる
・長期的なコスパが高い(保険適用の場合)
ミレーナは緊急避妊薬の成分と同じ黄体ホルモンの「レボノルゲストレル」が継続的に放出され、子宮内膜が薄くなることで、月経困難症や過多月経の症状が改善されます。
ピルのようにPMSへの効果は期待できませんが、生理が軽くなったおかげで以前よりも気分よく過ごせるようになったという声もあります。
さらに、装着した10〜20%の女性は生理が完全に来なくなった、なんてことも!
また、ミレーナの避妊効果は99.8%以上。
一度装着すれば5年間効果が持続するので、コンドームの着脱に失敗したりピルを飲み忘れたりする心配もありません。
もちろんパートナーの協力も不要なので、女性の意思だけで避妊できるのも大きなメリットです。
ミレーナはピルが服用できない方にもおすすめです。
ミレーナに含まれている黄体ホルモンは子宮内で局所的に作用するため、40歳以上、喫煙者、肥満、血栓症のリスクがある方でも安全に使えるのも嬉しいですね。
さらにミレーナはコスパ面でも優秀です。
低用量ピルは1年で約2〜3万円かかるのに対し、ミレーナは5年間有効なのにもかかわらず装着費用は1万円で済むんです…!※保険適用の場合
生理が軽くなることでや生理用品代や鎮痛剤などの薬代が抑えられるのも助かりますね!
1年目は初期費用として装着や定期検診などで数万円かかりますが、長期的に考えるとミレーナのコスパは非常に高いと言えます。
・ミレーナのデメリット
・5年ごとに交換する必要がある
・避妊目的の場合は保険適用外
・不正出血などの副作用が起こりやすい
・子宮内で位置がずれる・外れる可能性がある
・出産経験がない場合は装着が困難
ミレーナは月経困難症や過多月経に悩む方にとっては救世主のような解決策ですが、上記のようなデメリットも考慮しなければなりません。
まず、ミレーナは装着から1・3・6・12ヶ月(以降1年ごと)ごとに定期検診を受け、5年後には新しいものに交換する必要があります。
定期的に病院に行く時間も確保しなければならないため、仕事や育児で忙しい方は注意しましょう。
また、避妊目的でミレーナを利用する場合は全額自己負担となります。
保険適用では費用を大幅に抑えられるのがミレーナの大きなメリットですが、自費の場合、継続して利用するには高額な費用がかかる点は覚悟してください。
注意点として、ミレーナを初めて使用する際は3〜6ヶ月間ほどは不正出血が起こりやすく、薬剤の影響でおりものの量や性質が変化する可能性があります。
多くの場合は自然に治まりますが、6ヶ月を過ぎても症状が続く・明らかな異常が見られるようなら病院で診察を受けましょう。
また、装着に関しては出産(経腟分娩)の経験があれば子宮口が広がりやすいためほんの数分で完了しますが、未産婦や帝王切開で出産した人は痛みが起こりやすい傾向があります。
病院では麻酔をしてもらうか、他の方法も検討しましょう。
・ミレーナが適する人
こういったメリットとデメリットを踏まえ、
ミレーナは以下のような人に適しています。
・月経困難症、過多月経の症状がある
・低用量ピルが服用できない
・より確実に避妊したい(これ以上妊娠を希望していない)
・薬剤や避妊にかかる費用を抑えたい
デメリットの部分も要チェック!
3.ミレーナと他の製品との比較
(出典:shutterstock https://www.shutterstock.com/ja/)
ミレーナはより確実な避妊方法や月経困難症などの治療薬として高い効果を発揮しますが、他の製品とはどう違うのでしょうか。
代表的な例と比較してみましょう。
・避妊方法:コンドーム・ピルとの比較
まずは、代表的な避妊方法であるコンドームやピルとの違いです。
避妊の成功率は「パール指数」という、100人の女性がその避妊方法を1年間続けたときに妊娠する人数を表したものを使って計算します。
パール指数は低いほど避妊の成功率が高いことを表します。
ミレーナを使用して1年以内に妊娠する確率は0.1〜0.2%。
1,000人中1人か2人が妊娠するくらいの割合ですね。
・治療薬:ピル・ジエノゲストとの比較
ミレーナは子宮内に器具を入れ、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が放出されることにより月経困難症や過多月経の症状を改善します。
避妊確率も99%以上と非常に高く、5年間使えるのが特徴です。
低用量ピルは、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の含まれた錠剤を毎日決まった時間に服用することで、排卵を抑制する治療薬です。
女性ホルモンのバランスを一定に保つことができるため、PMSや生理不順の改善にも効果が見込めます。
避妊確率もミレーナと同様に99%以上と高い反面、頭痛、むくみ、吐き気などの副作用や血栓症のリスクがあることに注意しましょう。
ジエノゲストは、黄体ホルモン(プロゲステロン)単剤の治療薬で月経自体を起こさないようにする働きがあります。
ピルとは異なりエストロゲンが含まれていないため、血栓症のリスクはありません。
1日2回服用する必要がありますが、ピルよりも鎮痛効果が高く、月経時以外の痛み(下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛など)を抑制する効果もあります。
ただし、ジエノゲストの避妊効果は高くないため、性交時はコンドームを使用するようにしてください。
コンドームを着けるとより安全!
4.ミレーナの費用
ミレーナにかかる費用は保険診療と自費診療の場合で大きく異なります。
また、挿入前の検査や麻酔などにも費用がかかりますのでご注意ください。
※自費診療の場合は医療機関により金額が異なります。
ミレーナの自費診療ってそんなにかかるの!?
そんな声が聞こえてきそうですが、低用量ピルは1シートあたり2,500円〜3,000円、5年分なら15〜18万円ほど。
長期的に見れば自費でもミレーナの方がコストを抑えられます。
長期的にみると安いのか🤔
5.ミレーナ装着の流れと定期検診
(出典:shutterstock https://www.shutterstock.com/ja/)
ミレーナの装着からその後の流れは以下の通りです。
1.医師による診察を受ける
2.ミレーナを装着する
3.定期検診を受ける
まずは婦人科で医師による診察を行い、ミレーナの使用が可能かを判断します。
初診時はミレーナの使用に関する説明、性感染症の検査や月経困難症・過多月経であるかを判断するために超音波検査を行います。
問診では出産経験の有無に加えて既往歴(これまでかかった病気)も聞かれるので、病院に行く前に確認しておきましょう。
ミレーナに保険が適用されるのは、月経困難症や過多月経の症状があると診断された場合に限ります。
保険証は必ず持参しましょう。
ミレーナは生理開始後7日以内に装着します。
挿入が困難または痛みが不安な方は麻酔を受けられますが、多くの場合麻酔は保険適用外になります。
麻酔にかかる費用は病院により異なるため、事前に病院のホームページなどで確認してくださいね。
装着から1・3・6・12ヶ月後の定期検診では、ミレーナが正しい位置に装着できているかを確認します。
以降の検診は年に1回になり、5年を迎える前に新しいものに交換します。
定期健診を忘れずに!!!
6.最後に
いかがでしたか?
今回、効果の高い避妊方法かつ月経困難症・過多月経の治療薬としてミレーナをご紹介しましたが、合う人・合わない人がはっきり分かれるのがわかりましたね。
現在では避妊の仕方も生理に関する諸症状の治療法も複数の選択肢があります。
記事を読んで「私には合わないかも…」と思った方も、自分に合った方法を見つけて快適なレディースライフを送りましょう!
使用するか悩んだ時は是非読み返してみて下さい♪