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こんにちは!
本日取り上げるのは「性的同意」についての話題。
皆様に素敵な出会いを提供したいからこそ、逆にリスク回避もすごく重要!
女性が被害に遭わないよう対策することはもちろん、男性が加害者にならないようにも注意して頂かなくてはなりません。
更に、性被害は異性からだけのものでもありません。
そこで本日は、「女性が男性から身を守るためにできること」に絞ってご紹介!
素敵な出会いに胸を踊らせる皆様の想いをぶち壊すような危険を回避するためにも、是非最後までお読みください!
性に敏感な皆様だからこそ、知って頂きたい、周りに知らせて頂きたいことがある!
1.知らないと犯罪者・犯罪被害者になってしまいますよ!
・「同意」とは「お互いの〝気持ち〟の問題」
性的同意に関して、最近(2023年8月)話題になったことがあります。
それは、性的同意アプリ「キロク」。
7月に改正された刑法で「不同意性交等罪」などが新設されたことを受け、同意の上で性交したことを証明する「性的同意書」の代わりを目指したアプリ。
本来、セックスに合意していたかどうかは後で確認が難しいものですが、それが原因で後のトラブルとなるケースを減らすために、性行為前にQRコードを使ってスマホで簡単にお互いの「同意」を形に残すことを目指したのです。
しかし、8月25日リリース予定だったものの、直前で様々な懸念の声が寄せられリリース延期に…。
「その同意を形に残すことを、目の前で脅迫されて同意させられたらどうなるの?」
など、懸念点が多く寄せられたことが大きな要因のひとつでした。
そう、「セックスにおける合意」というのは、ビジネスにおける合意とは違い、「気持ちこそが本質」なので、事前に確認することも後で証明することも本当に難しいものなのです…。
明らかな悪意に基づいて強引に迫ったりした場合は論外ですが、お互い雰囲気は悪くなかったと思っていても、
相手の女性も乗り気だと思っていたのに…
優しい男性だと思っていたのに、いざ会ってみたら全然話を聞いてくれなくて無理やり…
そんな誤解が生じうるもの。
しかし、一歩間違えれば、相手の心に一生残る傷を残しかねません。
相手だけではなく、あなたが訴えられることもあり得ます。
更にその一連の騒ぎを聞いた家族や同僚まで巻き込んで、住む場所を追われたりネットで晒されたりと、あなた自身や周囲の大切な人達の人生も壊しかねません。
実際、筆者の周りでも、先ほどのような自分勝手な考えではなく、会ってから帰るまで何の違和感もなく相手も楽しそうに見えたにも関わらず、
・知人女性と飲んだあと、酔った勢いで〝口頭合意〟でセックス
→「酔って判断力が鈍っていたけど、思い出すと悲しくて仕方がない。
示談金を払わないと、家族や会社にバラす」と言われた。
・マッチングアプリで知り合った相手とホテルでセックス
→相手が実は結婚していた。後日その配偶者にバレて訴えられ、慰謝料を請求された。
など、「あのときは合意しているように思った」では済まされない事態を経験した知人はたくさんいます。
・「同意」は確認しづらい、そして「不同意」は証明しづらい
相手が「いいよ」と言っていても、実のところ「断り切れなかっただけ」「本当は怖くて逃げられなかった」と思わせていたということもあり得ます。
相手の内面は、その場で正確に把握するのがとても難しいものです。
しかし、「その場で確認すること」以上に難しいのが「後で〝本当は合意していなかった〟と証明すること」です。
警察に訴えても、被害を受理されないケースも多々あります。更に調書を作成する際にも、
・「合意してなかったのになぜホテルに行ったのか?」
・「その時の服の状態は?」
など、思い出したくもないことについて嫌な質問のされ方をたくさんされて、それでも立証できるとは限りません。
残念ながら、日本の法律も警察も、性被害者に優しいとはとても言えないのが現実です…。
そこで、今日は、女性が男性に対して「嫌なセックスを避けるためにできること」の実践的な方法をご紹介!
これを読むだけでも勉強になるね、、、
2.【女性向け】油断大敵!会う前・会ってからの注意点5つ!+α
① 会う前:〝ヤバい男〟のサイン
・自分の非を認めない
・やたら褒めて持ち上げながら、相手のやりたいこと(特に自分がやりたくないこと)を交渉してくる
・X(旧Twitter) や Instagram のフォロワー数、勤務先名などの権威性を押してくる
・相手のやりたいことは伝えてくるけど、こっちのやりたい事や、やりたくない事は聞いてこない
こういった男性は、潜在的に「自分勝手で責任を取らない」「プライドが高くて自分の要求ばかり押し通そうとする」可能性があります。
DMなどでは面白かったり優しかったりしても、いざ会った時に自分の性欲をコントロールできない男性は、危険です!
特にこういう男性と「撮影のOK/NG」の話になった時は本当に大変な思いをします…
また、X(旧Twitter)のユーザーは「大手の裏垢男子だからきっと大丈夫」と思ってはいけません。
大手だからこそ、上から目線になっている裏垢男子も多数います…。
・嫉妬心、独占欲が強い
・やたらと個人情報(住んでいる場所、家族や友人の話、勤務先など)を聞こうとする
こういった男性は、関係を終わらせるのが大変な可能性があります。
ひどい場合はストーカーになり得ますので、会う時だけではなく会った後のことも考えて、注意しましょう
加えて、自分からも以下のような話題を持ちかけておきましょう。
・自分のしたいことだけではなく、されたくないことも事前に伝えておく。
・パートナーがいるか(恋人がいるか、既婚者か)を確認しておく。
それらを知った上で、自分が納得できる相手かどうかを判断しましょう。
② 会う準備:会う場所
・車でお迎えに来させない、車の中で会わない、相手の自宅には行かない
相手のプライベート空間かつ密室で会わないようにしましょう。
「無断でカメラを設置されていることに気づいた」
「途中でいきなりもう一人男性を呼ばれた」(そもそも最初から車の後部座席にもう一人いた)
など、相手の意のままにできてしまう空間だからこその「まさかの展開」が実際に起きています。
・場所は自分が選ぶ(自分が使い慣れていて、相手は慣れていない場所にするなど)
・周辺エリアを自分が理解している場所で会う
・近くにコンビニ等の人が常駐している店がある場所の近くを指定する
万が一の時にすぐに第三者に助けを求められる場所にしましょう。
また、場所選びも、自分以上に相手が詳しい場所にするのはリスクがあります。
あくまで、自分のほうが安全性を保てる場所にすることが鉄則です。
加えて、複数回会って関係性を築けていると思っている男性であっても、常に注意は必要です。
あなたが慣れて安心してくるのを待っている怖い男性もいます…!
③ 会う前〜当日:個人情報を守ろう
今の世の中、ちょっとした個人情報をきっかけに、SNSなどをたどってあなたの全容を暴いてしまうこともできるのが怖いところです…。
住所や具体的な勤務先などを伝えないのはもちろんのことですが、是非注意して頂きたいのは
・本名フルネーム(LINEなどを交換して連絡を取る際に全部見えていないか)
・最寄駅(相手がメンヘラになったときのリスクを考えると、待ち伏せの危険性が…)
・顔が全て写っている画像(昨今画像検索の技術も発達してきています)
などです。
会う前にお互いを知るプロセスや、会うための連絡を取り合うなかで、ついこういった情報を交換してしまいがちですが、できる限りこれらは伏せるようにしたほうが懸命です。
また、どうしても顔写真の交換をしたい場合は、顔の一部分だけにしたりモザイクをかけて雰囲気画像にするなど、万が一相手が悪意を持ってその画像を流用するようなリスクも考慮したほうがいいでしょう。
さらに、自分で伝えなくても、相手がこっそり暴こうとしてくる可能性もあります。
「ホテルでシャワーを浴び終わったら、相手の男性が私の財布から運転免許証を取り出して見ていた」
「私が友達にLINEの返信をしているところを、横から覗こうとしてきた」
といったトラブルは、実は結構よく聞く話です。そこで、
・男性とホテルで会う日は財布は持たずに、極力スマホ決済と現金だけにする
・ホテルでシャワーを浴びる際は、シャワールーム手前まで自分の荷物を持っていく
などの自衛をおすすめします。
④ 会う当日:ホテルに入ってからの注意点
前述の通り、自分の荷物には必ず注意を払いましょう。
それに加えて、
・したいこと、したくないことを再確認(撮影など後に残るものは特に注意)
・目隠しプレイなどを楽しむ場合は、相手がスマホを近くに置いていないか注意(見えない状態で撮られている可能性があると怖いです)
・ちゃんとゴムをつけるところを自分の目で確認する(つけたふりをして生で入れてこようとする男性もいます)
など、あらゆることについて「ちゃんと言葉に出して確認する」「ちゃんと自分の目で見て確認する」ということを遠慮なく行っていきましょう。
なかには、悪い意味で「空気を読んで」はっきりと表現せず遠慮してしまう女性もいるかと思いますが、皆さんが思っている以上に「男性は(悪気はなくても)自分の都合のいいように解釈して思い込む」傾向があります。
嫌なことは嫌と事前につたえる、守って欲しいことはちゃんと相手が守っているところを目で見て確認する、といったことは、決して失礼ではないので、遠慮せず行っていきましょう。
⑤ 会った後:「万が一」が起きてしまったら…
あまり想像はしたくありませんが、ここまでの注意点を用心深く行っても、もし万が一のことが起きてしまったときのために、次のようなことも知識として持っておいてください。
◯ホテル内で助けを呼びたい時
・枕元の内線の受話器を上げて声を上げる
・ホテルから男が逃げた、ホテルで望まない中出しなどの場合は警察を呼ぶ(現場検証、証拠集めなどが入ります)
◯もし普察に相談する場合
・男性からあった行為を全て事細かに話さなければいけない(調書作成のため)
・レイプなどの被害の時は着ていた洋服なども一式証拠として提出が必要
・女性警官をお願いしても寄り添って話を聞いてくれない場合がある
・証言、現場検証など時間を果てしなく使うから精神的に辛い
◯万が一ゴムが破けた、中出しされた時
・アフターピルの使用(72時間以内で80%の確率で避妊できる、早く飲めば早いだけ効果あり!)
・中絶手術を受けられるのは22週目まで(母体保護法で定められている)
+α みんなの自衛策!
最後に、X(旧Twitter)の性癖ちゃんアカウントでもご紹介したことがある、「みんなの自衛方法集」をご紹介!
・iPhoneからSOSで電話をかけると、自動的に現地の緊急通報用電話番号にかかる(機種によって操作方法違うので注意!)
・フォロワーが多いから・大手だから安心!といったワケでもないので自衛する気持ちは大切
・男だから女だからではなく、見ず知らずの人と会う以上忘れてはいけない
・特にはじめまして”の段階は気を緩めず相手の事を知るのが大切
・女性はもちろん、男性も被害者になる
・密室で会う以上、最低限の自衛は必要なのでまずカフェでお茶して会話するだけでもリスクを減らす
・自分にとっての当たり前が、他人にとっては当たり前じゃないケースは多々あるこのような界隈ではお互いよく知らない状態で二人っきりになってしまうので、手前のコミューケーションと万が一のケースに備えた準備を怠らないようにする
・「嫌なことは言ってね」と事前に伝え、それを受け入れる素養も持つ
・ゴムは買って用意する(女性も男性も!)
・ホテルの部屋内はできる限り一緒に行動する
・待ち合わせ場所や、お店、ホテルなどは、事前に候補を挙げて、女性へ決めてもらう
・何回か会って心許した時に本性が出る場合もある
・行為中バックに体位変換する時にゴムを取る男。触りながらや目視確認必須
・やってない事をやったと訴えられた場合・逆にやられたを証明する場合、証拠がないと大変
是非参考にしてみて下さい♪
3.最後に
いかがでしたか?
性癖マッチンを運営する株式会社イトナミのビジョンは「人のイトナミに愛と知性を」です。
そんなビジョンに照らし合わせて、今後も継続的に性的同意について取り上げていこうと思います!
そして「女性が男性から身を守る方法」に限らず、
・男性が勝手な誤解で相手に訴えられない注意すべきこと
・同性からの被害について
など、異なる観点から深掘りしていきたいと思います!
トラブルなく楽しいセックスライフが送れますように!