愛情を感じる瞬間
人間が愛情を感じる時、とってもあたたかくて、ほっと安心しますよね。
なぜ安心するのでしょうか。
人は、誰かから認められたい、大丈夫だよって言ってもらいたい、そういう承認欲求と共に生活しています。
承認欲求がない人はこの世にはいません。
人は承認欲求をもって、集団生活を乗り越えようとしているのです。
ただ、その承認欲求を他人に求める比重が大きいか、自分で認められる部分は認める、そうできなかった残りを他人に認めてもらう。その差は大きくありますよね。
今回は、そんな自分のどうしようもない寂しさや、愛情が欲しいと思う自分とどう向き合っていくか、考えていらっしゃる裏垢女子さんのインタビューです。
みなさんは、寂しさや愛情が欲しいと思った時の自分とどう向き合っていますか?
不眠さん
ゲームとねこカフェと料理が大好き得意料理はカオマンガイ将来は鷹を飼ってみたい裏垢を始めたきっかけ
イトナミ Fさんこんにちは!
不眠さん こんにちは!
イトナミ インタビューをお引き受けくださり、ありがとうございます。
不眠さん こちらこそ!よろしくお願いいたします。
イトナミ 今日はお休みですか?
不眠さん おやすみなんです!
イトナミ 貴重なお休みを!せっかくですから、お友達とまではいかないかもしれませんが、楽しくお話しできたらと思います。
不眠さん そうですね!楽しくお話ししましょう!
イトナミ 早速ですが、不眠さんは、裏垢をいつ始められたんですか?
不眠さん 数か月前ですね。すごく最近です。
イトナミ おお!最近なんですね!どうして裏垢を作ろうと思ったんですか?
不眠さん 性癖マッチンを知って、裏垢を作ってみようかな~と思いました!
イトナミ 性癖マッチンのためにだったんですね!ありがとうございます!
不眠さん すごく興味があったんです。実は、この裏垢を作るずっと前から、Twitterのアカウントは持っていました。その当時の裏垢は、なんか危険な負のイメージがあったんです。でも、実際に自分が始めてみると、そういうイメージとは違って、安心感がありました。
イトナミ どんなところで安心感を感じられましたか?
不眠さん Twitterで人と会うということは、少し怖いなと思う部分もありました。どういう人かいまいちわからないので、何かあったらどうしようと考えてしまいます。でも、性癖マッチンで裏垢男子と会う時は、裏垢男子女子の間に必ず性癖マッチンの中の人が絡んでいるじゃないですか。
イトナミ うんうん。
不眠さん だから、普通にDMでやり取りして会うというよりも、安全だと思います。
イトナミ そう言って楽しんでいただけて、私たちもとても嬉しいです!実際に性癖マッチンでお会いしてみていかがでしたか?
不眠さん うーん、、。ちょっと合わないな~と思うところがありました。
イトナミ 例えばどんなところにありましたか?
不眠さん 私、セックスは、コミュニケーションだと思っています。私はいつも人の顔をたくさん見ます。何が好きで、何が嫌いなのか、表情から読み取るタイプなんです。その読み取ったことで、相手が喜んでくれるのであれば、率先して行動したり、言葉かけをしたりします。
イトナミ あ~!それめっちゃわかります!
不眠さん わかりますか?(笑)だからこそ、相手にも同じことを求めてしまうというか、、。どうして自分はこんなに気づくのに、相手は気づかないんだ?と思う部分がありました、、。後、写真とあまりにも違う方だったとか!
イトナミ そうですね。その不眠さんの、相手の表情から相手がされて嬉しいことを読み取ることは誰でもできることではない、Fさんだけの特技ですからね!
不眠さん 特技ですか、、!たしかに、、。
イトナミ 私も最近とても感じるのですが、私の当たり前と、相手の当たり前は全然違いますから、自分のできることに目を向けて、存分に褒めてあげることの方を優先してあげたい!と思うようになりました!
不眠さん そうかもしれないです!ちょっとずつやってみます!
性を通して愛されていることを実感したい
イトナミ Fさんは月にどのくらいの男性とお会いになるんですか?
不眠さん 一番多くて、月に4.5人ですね。最近はコロナということもあり、全くないです。
イトナミ 固定のパートナーっていらっしゃるんですか?
不眠さん 性癖マッチンに登録するまではいました。別のアプリで知り合った方です。
イトナミ 不眠さんはどうしていろいろな男性と会いたいんですか?
不眠さん 自分の欲を満たしたいからですね。
イトナミ 自分の欲って、どんなことがありますか?
不眠さん うーん。性欲も強くて、あるんですけど、性を通して愛されていることを感じたいという欲ですね。
イトナミ 愛されていることを感じたい、ですか。もう少し詳しくお話お伺いしてもよろしいですか?
不眠さん もちろんです!セックスは男性からの愛を一番感じられる瞬間だと思います。私は、母からは愛された記憶があるけど、父から愛された記憶がありませんでした。
イトナミ お父様との関係ですか、、。
不眠さん はい。私の父は、母に隠れて暴力を振るう父でした。
イトナミ そうだったんですか、、。
父親との関係
不眠さん 私は自分の父親との関係が本当に最悪でした。高校を卒業するまで、自分の父親から価値観を全て押し付けられるような生活をしていました。
イトナミ うんうん。
不眠さん 例えば、幼少期にいくつも習い事をしていたんですが、全て父親の趣味を押し付けられていました。その習い事は、自分のしたいことではありませんでした。
イトナミ なるほど、、。なかなかFさん自身の意見が反映されることがなかったんですね。
不眠さん まさに、そうですね。そうして、高校生の頃、反抗期真っ只中ですね。携帯電話を通して、大喧嘩をしました。その時に、父親から暴力を受けました。
イトナミ 怖かったですね、、。その時、お母様は近くにいらっしゃらなかったんですか?
不眠さん 母が仕事中に起きた出来事でした。それから、少し男性恐怖症だった時期があります。
イトナミ お母様にはご相談はされたんですか?
不眠さん 母にも相談して、警察に行くこともできましたが、結局行きませんでした。7個下の弟のこと、家族のことを考えると、私が警察に行くことよりも、この家を出ていくことの方がいいと判断しました。
イトナミ それで、卒業後はご実家を離れたわけですね。
不眠さん はい。父からの支配に逃げたい、自分のことを大切に思ってくれない人と生活することはできないです。
イトナミ その後、一人暮らしをしてお父様と離れた後、お父様を受け入れることはできたんでしょうか?
不眠さん 全く受け入れることはできませんでした。やっぱり自分のことを大事に扱ってくれない人と打ち解けることは難しいことです。
イトナミ そうですよね、、。難しいですよね。苦しいですよね。
不眠さん これから先も、程よい距離感を保っていく必要があると思います。
あなたの性癖はなんですか?
イトナミ 今まで様々な男性とセックスをしてきたかと思いますが、不眠さんの性癖はなんですか?
不眠さん 私の性癖は、クンニです。舐められることが好きなんです。
イトナミ クンニですか!クンニのどんなところが好きですか?
不眠さん クリトリスを指で直接触られるよりも、舐められる方が気持ちいいと思います。指で触られるよりも、舐められることの方が好きですね。
イトナミ 自分の、汚いところを舐めてくれるということが嬉しいとかではなくですか?
Fさん はい!クンニという行為が大好きです。(笑)
イトナミ いつからクンニが好きだったんですか?
不眠さん 高校生の頃に出会った人が、とてもクンニが上手だったことがきっかけですね。
イトナミ なるほど!クンニのどういうところが上手だったんですか?
不眠さん 舐め方とかもそうなんですが、挿入するまでの前戯がとても上手で、その人とのセックスが大好きでした。ちゃんと自分のことだけを見て、私が一番いいと思うことだけを考えて攻めてくれていました。
イトナミ 女性にとって、私だけを見てくれること、ちゃんと愛情をかけてくれていることがわかる瞬間はとても大切ですよね。
不眠さん 私にとってセックスは、『愛情表現をするための方法』です。だから、男性の愛情が感じられる愛撫が、大切にされているという感覚に結び付くと思います。
あなたはなぜセックスをしますか?
イトナミ 男性が苦手だなと思った経験もあったと思いますが、それでもセックスは不眠さんに愛情を感じさせますか?
不眠さん そうですね。みんながみんな、父と同じような男性ではありません。むしろ、SNSでの出会いを通して、優しい男性もいることを知りました。
イトナミ 不眠さんにとって、男性と接する中で、この人優しい!と感じた瞬間はどんな瞬間でしたか?
不眠さん 自分が、その人に会うためにしてきたお化粧や、お洒落を「かわいいね」と褒めてくれた時は、思いやりのある人だと思いました。自分の心がこんなに温かくなることあるんだ!と感じたことをよく覚えています。
イトナミ セックスはもっと深くお互いを知る、コミュニケーション手段なだけで、出会った時から男性とのコミュニケーションは始まっていますよね。
不眠さん まさにそうですね!もちろん、セックスが気持ちいい、相性が合う、ということも大切だと思いますが、それ以前に『人として話していて楽しいか』ということがあってこそのセックスだと思います。
イトナミ 私たち自身も、その男性とのコミュニケーションをどう盛り上げるのか、何が好きで何が嫌いなのかを読み解きながら会話しています。それがお互いにできる人だったら、また会いたい!と思いますよね!
不眠さん はい!そういう時に、私は同時に愛情も感じています。今の私は、男性が私のことをよく考えてくれているということが、愛情だと捉えています。愛されていることによって、『自分がここにいていいんだ』という存在肯定になっています。また、心がとても満たされます。
イトナミ その気持ち、とてもわかります。私もそう考えていた時期がありました。
不眠さん そうだったんですね。
イトナミ 誰か相手がいないと満たされない自分とぶつかり、とても苦しかったんです。不眠さんは、今苦しいとは思いませんか?
不眠さん 私もまったく同じです。男性と会ってその瞬間は楽しかったけど、やっぱり一人になると虚無を感じていました。
イトナミ うんうん。わかります。
不眠さん はい。それで一時期、様々な男性と会うことをやめていた時期もあったんです。それでも、どうしても愛情不足に陥ってしまいました。結局身体を求めることしかできなくて、負の連鎖だと思います。それでも私は、まだそれ以外の方法で愛を感じることができません。
イトナミ なかなか、すぐにはその考え方って変わらないですよね。
不眠さん そうですね。今はまだ変わることはできないですが、今の、『男性に依存してしまう自分』も受け入れたいなと思います。
イトナミ いつかきっと自分自身のことを、受け入れて愛することができるようになりますよね!
不眠さん はい!その日のために一生懸命頑張って生きたいと思います!
イトナミ 素敵なお話をありがとうございました。